もっちりとした食感、甘からく食欲そそる味付けに仕上げた蜂の子。
山里の珍味・蜂の子(クロスズメバチの幼虫)を、醤油とみりんをベースに、甘からい甘露煮に仕上げました。佃煮のような歯ごたえ硬めのパサつくような感じはなく、蜂の子特有のもっちり、しっとりした食感をそのまま存分にお楽しみいただけます。甘しょっぱい醤油味は、お子さまからお年寄りまで幅広くお召し上がりいただける日本人にお好きな味わい。
白いごはんのおかずの一品に、お父さんの晩酌のおつまみに、ぜひおすすめしたい美味珍味です。
さすが珍味、深みのある濃い味わいは蜂の子ならでは。
蜂の子はタンパク質のかたまりです。蜂の巣から取り出した蜂の子を、フライパンなどでカラ煎りすると、卵の黄身のようなバターのような濃い味わいがいたします(甘みや辛みなどは感じません)。
蜂の子(甘露煮)は、醤油味をベースに甘からく食欲そそる味付けにしています。卵の黄身のような深みとコクのある味わいの蜂の子に、煮立たせた醤油、みりん等でしっとりと味をからめた蜂の子甘露煮。ひと口でわかる濃厚な味、珍味とはまさにこれだ!とわかります。
醤油味の甘露煮にした蜂の子はとても一般的ですが、古来より少しでも長く保存状態ができる味付けが、酒や醤油、みりんで煮たものであったのでしょう。信州の人々が味わっていた蜂の子甘露煮。昔ながらの味わいをお楽しみください。
まるで天然のサプリメント!良質なタンパク質、アミノ酸でできている蜂の子。
「蜂の子」はクロスズメバチの幼虫で、山里の多い信州では、昔から貴重なタンパク源として珍重してきました。海の魚介類が身近になかったその昔、タンパク質の源は、獣肉、川魚、昆虫などでありました。「信州人は虫を食べる。イナゴ、ザザムシ、カエル、蜂の子、カブトムシの幼虫…」などと聞いたこともあるでしょう。流通の進んだ現代でも、イナゴなどをとってきては調理する家庭も珍しくはありません。
しかし、なかでも蜂の子は特別に栄養価が高い、天皇陛下もお召し上がりになったこともあるほどの『高級食材』なのです。高級、栄養価が高いといわれる理由は…
1.クロスズメバチの親蜂は、幼虫を育てるためにローヤルゼリーや良質のタンパク質のみ与えている。
2.1.で育てられた幼虫(蜂の子)は、良質のタンパク質、たっぷりの天然アミノ酸、ビタミン、ミネラル、カルシウム、亜鉛等からできている。
3.その2.をまるごと味付けした「蜂の子甘露煮」である。
ちまたではいま、粉末状やカプセルにした蜂の子サプリメント等も販売されているようです。こちらの蜂の子甘露煮は、まるごと蜂の子を美味しく食べることができます。酒の肴に、ごはんのおかずに、美味しく自然の恵みを味わいながら健康維持にお役立てください。
高級食材といわれる蜂の子は、見つけるのも手間もひと苦労です。
蜂の子が高級食材といわれる由縁は、栄養価の高さと、見つけだして調理にいたる手間も含まれているようです。
クロスズメバチは、河原や山林の土の中に巣を作ります。蜂の巣を見つける方法は、親蜂の好物である魚やカエルの肉をちぎって真綿を目印に付け、蜂の食べたあとをたどります。後をたどって巣を発見したら、煙でいぶして親蜂を追いはらい、幼虫のぎっしり詰まった巣をまるごと持ち帰るのです。巣を攻撃された親蜂は必死ですから、針で攻撃してきます。小さなクロスズメバチとはいえ、防御服やマスクは必須。たいへんな作業です。
円形で幾重にも重なった蜂の巣は、六角形の小部屋の中に、生まれたてから成虫に近い多くの蜂の子をぎっしり詰めています。小部屋の中から1匹1匹、ピンセットでつまんで蜂の子を取り出します。数百匹、数千匹と手作業でつまみ出す、こちらも手間のかかる作業です。
この一連の作業から調理され、美味しく味わえる栄養豊富な蜂の子甘露煮。美容に、健康促進、健康維持に、ぜひお試しください。